認定看護管理者はどのような資格で、資格を取得する方法はどのようなものなのでしょうか。また、取得した後に資格の更新がどのように実施されているかなど、以下に詳しくご説明します。
認定看護管理者とは、日本看護協会の看護管理者認定審査に合格し管理者としての優れた資質と組織を発展する能力があると認められた看護師のことを言います。認定看護管理者は様々な健康問題を持つ患者さんやその家族、および地域住民に対して、より質の高い組織的看護サービスを提供することで保健医療福祉へ貢献することが目的です。
医療の高度化や専門化に伴って活躍の場が増え、認定者の数も年々増加しています。2014年度新規認定者は約400名で、認定看護管理者総数は約2400名となっています。将来主任や看護師長、看護部長といった管理職に就きたいと考えている人には認定看護管理者はお勧めの資格です。
認定看護管理者の資格取得方法は、年1回全国5会場で実施されている認定審査に合格することです。書類審査と筆記試験で行われます。申請方法はWeb申請と審査料5万円の振り込み、そして認定審査申請書類を郵送およびオンラインにて提出するという3つの手続きが必要です。受験資格は、「日本国の看護師免許を有しており看護師免許を取得後実務経験が通算5年以上あること」、「サードレベルの認定看護管理者教育課程を修了している者」、「看護系大学院において看護管理を専攻し修士号を取得している者でかつ修士課程修了後の実務経験が3年以上ある者」などのいずれかの条件を満たしていることが必須です。なお、合否結果はWebにおいて発表されます。
認定看護管理者の教育課程は、ファーストレベル、セカンドレベル、サードレベルと3課程に分かれています。全国にある看護協会等で学ぶことが出来ます。かかる時間はファーストレベルが150時間、セカンドレベルとサードレベルは180時間です。また、認定看護管理者のレベルを保つために更新審査を5年毎に受けなければなりません。更新するには、「日本国の看護師免許を持っていること」、「申請時において認定看護管理者であること」、「申請時において過去5年間に看護管理の実践及び自己研鑽の実績があること」が条件とされています。また、認定看護管理者の資格を喪失した人には再認定審査も実施しています。更新時の審査料は3万円、さらに審査を合格した時の認定料が2万円かかります。都度費用はかかってしまいますが長い人生を考えると資格は更新しておくべきでしょう。
新しい職場が決まってもそこで終わりではありません。新しい職場でうまくやっていく為には気をつけなければならない事があります。それはあいさつです。これはコミュニケーションの基本です。これが出来ない人は絶対にうまくいかないでしょう。次に周りの人の名前と顔を覚えましょう。そして、新しい職場のルールも早めに覚えるようにしましょう。
看護師のキャリアアップは役職を上げていく方法と、資格を取得して特定分野のスペシャリストになる方法があります。大学病院など大きな病院の看護師長になれば、100人以上の部下を抱えることもあります。また、特定分野のスペシャリストである認定看護師等は、高度な看護を必要とする病院や施設からの需要も高いです。また、スキルアップに特化することも1つの方法です。
インターネットが普及した現代では、医療の世界でもIT化が進んでいます。少し前まではカルテも手書きが多かったのですが、今は電子カルテを使用している病院も増えました。今まで看護師にはパソコンを使うスキルは必要ありませんでしたが、現代の看護師には必然的に必要なスキルとなっています。パソコンスキルをに身につけたいのであればパソコンスクールに通うのも1つの方法です。