新人看護師がストレスと上手につきあうには

ストレス対処法を習得しよう

ストレス対処法を習得しよう

看護師に限らず新人には悩みはつきものです。初めてのことや慣れないことも多く、誰しもがストレスを感じやすい時期ですので、そのことを頭の隅においてください。ストレス発散だけでなく、上手な向き合い方も知り、仕事をこなしていってください。

新人看護師が抱えやすいストレス

新人看護師が抱えやすいストレス

新人看護師が感じやすいストレスには、「先輩や同僚との人間関係」「仕事への実力不足」「体力不足や生活リズムの乱れ」などがあります。そもそも最初は仕事をこなすだけで精一杯になる人も多いと思います。まずは、仕事に慣れることを目標に日々をこなしていきましょう。ストレスと共存していくには、ストレスについて知ることが有効です。
ストレスには要因(ストレッサー)があり、それに対してストレス反応がでて、心身に影響を及ぼします。ストレッサーの種類はさまざまです。職場環境や騒音、病気などは「物理的」に分類され、人間関係や仕事のプレッシャー、不安や緊張など感情が伴うものは「心理的」なものです。さらに天候や温度、災害などの「環境的」要因によるもの、引っ越し・就職などの「社会的」な変化などがあります。ストレッサーにより、身体では疲労・肩こり・不眠などが現れ、心理的にはイライラ・集中力の低下・落ち込みといった症状が出ます。過食・遅刻や欠勤など行動として現れることもあります。

ストレス解消方法

ストレス解消方法

ストレス発散方法は、いくつ持っていてもよいです。「好きなものを食べる」「お酒を飲む」「ショッピングを楽しむ」など自分が気晴らしできるものを探しておきましょう。趣味や運動、旅行なども気分転換になりそうです。
また、ただ発散するだけではなく、「ストレスマネジメントスキル」を身につけることもおすすめです。ストレスマネジメントとは、ストレスと上手に向き合いながら対処することです。先程の例のように、仕事から離れて切り替え方法を身につけるのは一つの方法でしょう。他にも、家族や友人、同僚と話したり、相談したりすることで問題を整理できることもあります。腹式呼吸やストレッチを行いリラックスしたり、体を優先的に休め休息を取ったりするのもストレスを軽減させます。さらに、ストレスに向き合い、何に負担を感じているのか可視化するのも有効です。紙に書き出すと、客観的に自分のストレス状態を自覚することができます。物事を柔軟に捉えれるようになると気持ちが安定しやすくなります。ストレスを上手くコントロールし、仕事のパフォーマンスにつなげてください。

上手に向き合い成長しよう

上手に向き合い成長しよう

特に新人時代は、失敗が多いものです。落ち込むだけではなく、次は同じ失敗をしないよう仕事の疑問点を解決しましょう。業務内容をノートにまとめると振り返りやすいのでおすすめです。そうやって経験値を増やし改善していくことで成長していくことができます。まずは「仕事の流れがわかるようになった」など、小さな成功体験を積み、自信をつけるとよいでしょう。できないことばかりでなく、できたことを振り返ることも大事です。セルフケアは今後も役立つスキルですので、これから看護師として働く上でおおいに役立つでしょう。

看護学生に知って欲しい

  • 新しい職場が決まってもそこで終わりではありません。新しい職場でうまくやっていく為には気をつけなければならない事があります。それはあいさつです。これはコミュニケーションの基本です。これが出来ない人は絶対にうまくいかないでしょう。次に周りの人の名前と顔を覚えましょう。そして、新しい職場のルールも早めに覚えるようにしましょう。

  • 看護師のキャリアアップは役職を上げていく方法と、資格を取得して特定分野のスペシャリストになる方法があります。大学病院など大きな病院の看護師長になれば、100人以上の部下を抱えることもあります。また、特定分野のスペシャリストである認定看護師等は、高度な看護を必要とする病院や施設からの需要も高いです。また、スキルアップに特化することも1つの方法です。

  • インターネットが普及した現代では、医療の世界でもIT化が進んでいます。少し前まではカルテも手書きが多かったのですが、今は電子カルテを使用している病院も増えました。今まで看護師にはパソコンを使うスキルは必要ありませんでしたが、現代の看護師には必然的に必要なスキルとなっています。パソコンスキルをに身につけたいのであればパソコンスクールに通うのも1つの方法です。